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| 私は今まで、ずいぶん不思議な体験をしてきました。大学のとき、ある駅でホームから人が転げ落ち、直後に特急が通過した瞬間を目撃したことがあります。数秒の出来事だったのですが、その人が転げ落ち、特急が通過するまでの瞬時が一コマ一コマのようにスローモションのように見えた体験です。アメリカに住んでいたとき、高速道路を120マイルのスピードで走っていて、車がスピンし壁に激突しました。一歩間違えれば死んでいたほどの大事故でした。そのとき自分の魂が散り、戻ってくるに3日間かかりました。それは異次元への入口に入る体験でした。阪神淡路大震災では死ぬ思いをしました。そして、一年後に枕元に見知らぬ人が立った体験は不思議でした。このよな体験は「意識学」に対する興味につながっています。 私が出会ったクライアントは、あることがきっかけに悩むようになりました。ある日、「美しい光が近づいてきて、その中に入った」神秘体験をしました。その後から、様々な声が聞こえ始めたのです。それ以来、日常生活に困難をきたすようになりカウンセリングを受けにきました。彼女はスタニスラフ・グロフがいうスピリチュアルエマージエンシー(魂の危機)がおこった人です。 私や彼女の体験は、伝統的な臨床心理学や精神医学では問題にされず切り捨てられてきた領域です。アメリカの心理学者のウィリアム・ジェームスは「我々の日常の目覚めた意識は、意識の特殊なタイプにしかすぎない。日常意識の周辺には薄いスクリーンに隔てられ、それとはまったく異なる意識状態が潜んでいる。そういった意識の存在に関心を抱かなくても、人生を過ごすことはできよう。こういった異なる意識の形態を無視する限り、いかに世界をその全体性において説明しょうとしても、決定的なものとなりえない。要はそういった意識をどのようにとらえるかである。」という。 このよう様々な意識状態を取り上げ、科学的な視点から意識の研究を試みているのがトランスパーソナル心理学なのです。その研究の成果は、アメリカの精神医学会の『精神疾患の診断統計マニュアル第4版』(DSMー「)の中で精神病エピソードと神秘体験を分ける診断基準(不十分であるが)もうけられるようになったことは画期的なことです。(Vcode62.89., Religious or Spiritual Problem) |